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牧場でなら、子どもも愛犬も。家族で一日過ごしてみる

子連れの「行きたい」と犬連れの「行きたい」が、きれいに重なる数少ない場所が牧場。子どもは動物に、愛犬は芝生に、それぞれの居場所がある一日の過ごし方と、犬と動物の距離の取り方を書きました。

動物とふれあえる牧場

金曜の夜、子どもに「週末どこ行く?」と聞かれて、足元では愛犬まで玄関のリードをちらちら見ている。室内の遊び場はもう飽きたし、人混みは気が進まない。そんな夜、行き先を牧場に振ると、なぜか一気に気持ちが決まります。

広い空の下で、子どもは動物を追いかけ、うちの子は芝生を駆ける。考えてみると、子連れの「行きたい」と犬連れの「行きたい」がきれいに重なる場所って、そう多くない。牧場は、その数少ない一致点だと思っています。

子どもにも犬にも、ちゃんと用事がある

牧場が家族と愛犬に向くのは、要するに敷地が広くて、両方に”やること”があるからです。

子どもには、動物とのふれあいや、いちご・さつまいもの収穫体験がある。手と体を使う遊びは、画面の前では絶対に得られない疲れ方をしてくれて、夜はびっくりするほど早く寝る。親としては、これが地味にありがたい。

愛犬のほうも、足元が土や芝生で、舗装路より関節にやさしい。リードを長めに取れる場所なら、いつもの散歩より大きく歩ける。風も草の匂いも街とは違うから、帰りの車での満足げな顔が、近所の散歩とはまるで違います。

千葉ならマザー牧場が王道で、花畑や動物ふれあいに加えてドッグランもある。埼玉で都心から近い場所を探すなら榎本牧場。犬連れに寛容で、肩の力を抜いて過ごせます。料金や同伴ルールは変わることがあるので、出かける前に公式で確認を。

マザー牧場の写真
マザー牧場(写真: Google)
榎本牧場の写真
榎本牧場(写真: Yoshio Sorimachi / Google)

いちばん気を使うのは、犬と動物の距離

牧場で唯一、家の散歩道と前提が違うのがここです。羊やヤギ、牛は、犬を「自分を狙う側」として警戒することがある。逆にうちの子も、見慣れない大きな動物に興奮したり、固まったりする。だから、三者の距離は親が先に引いておきます。

  • ふれあい広場や動物の柵には、愛犬を近づけすぎない
  • リードは短めに持って、動物へ突進できない長さを保つ
  • 子どもには「犬のリードは大人が持つ」を最初に約束しておく

子どもは動物に夢中になると、まわりが完全に見えなくなる。だから犬の係と子どもの付き添いは、夫婦やきょうだいで分担しておく。一人で両方やろうとすると、必ずどちらかが手薄になります。これも、何度か肝を冷やして学んだことです。

足元と暑さ。牧場ならではの注意

牧場の地面は、街の道とは別物だと思っておいたほうがいい。ぬかるみ、家畜の落とし物、刈った草の切り株。サンダルより、汚れてもいい運動靴が正解です。雨上がりはなおさら滑るし、愛犬の肉球にも泥や尖った草が当たる。帰りに足を拭けるよう、タオルは一枚多めに。

夏の日差しも、日陰の少ない広場では容赦がありません。

  • 麦わら帽子や日よけ、子ども用の塗る日焼け止め
  • 人用とは別に、犬用の水も必ず持つ
  • 黒っぽい毛の子は熱を持ちやすいので、日陰の休憩を多めに

愛犬がハアハアと激しい呼吸を続けたり、ぐったりしたら、迷わず涼しい場所へ。熱中症が疑わしいときは、素人判断で冷やしすぎず、現地の動物病院や獣医の指示を仰ぐのが安全です。

早めに動いて、夕方は芝生でしめる

一日の段取りは、とにかく「暑くなる前に動く」。午前に動物ふれあいや収穫体験をすませて、日差しの強い昼は木陰やレストランで休む。涼しくなった夕方に芝生で愛犬を歩かせると、一日のリズムが気持ちよく収まります。

着いたらまず、犬と入れるエリアと、入れない動物舎を地図で確認して、家族で共有しておく。これをやっておくだけで、現地で「ここ入れないの?」と慌てずにすむ。

牧場の一日は、子どもの「楽しかった!」と、うちの子の満足げな顔が、同じ日に両方手に入る。親はそれを横で眺めて、ちょっと疲れて、よく眠る。週末としては、それで十分すぎるくらいです。

あると便利

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